FLCリキッドについて

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次世代型除菌液「FLC LIQUID 」の開発について

「FLC LIQUID ( エフエルシーリキッド) 」は、株式会社BEGINが進める「 Flc Pure Rice 完全無農薬稲作水耕栽培システム」で完全無農薬米の生産を実現させるために、生産室内を無菌状態にすることが必要になり、その一つの技術として、本製品の開発を進めてきました。
その結果、腐敗細菌はもとより、一般的な菌類からインフルエンザ等まで非常に幅広い効果を持つ、安全で安心して使用できる高性能な次世代型の除菌液が完成しました。
また、本製品の開発期間中に新型コロナウィルスが発生したことから、更に新型コロナウィルス対策として活用できるように研究を進めた結果、医療機関での qPCR(リアルタイム RT PCR 反応検査)検査で、新型コロナウィルスの不活性化が確認されました。
皆様の生活の中で、様々な用途に「FLC LIQUID 」を使用して頂ければ幸いです。

特願 2020 131715
特願 2021 8793

本製品の主な特徴

広範囲の細菌やウィルス等の除菌

抗ウィルス成分(ポリヘキサメチレンビグアナイトハイドロクロライド:PHMB)を主な成分として配合しているため、新型コロナウィルス、インフルエンザやノロウィルスなどのウィルス対策はもとより、生活環境に生息する広範囲の細菌やウィルス等の除菌に効果を発揮します。
また、細菌やカビ等の原因による強い臭いも消臭します。

非常に長い抗菌持続性

アルコールや次亜塩素酸系の除菌剤等と違い、約10日程度と非常に長い抗菌持続性(使用環境により変動します )安全性が高く、無色、無臭、低刺激で、机や床、カーテンなどを痛めにくい高性能な製品です。
更に、アルコールや次亜塩素酸系の除菌剤等と違い、皮脂・汗・有機物の多い場所などでも抗菌持続性は低下しません。

安全性、即効性

安全性、即効性に優れており、冷蔵庫やキッチン周りの除菌などにも安心して使用できるとともに、手荒れ等の心配もありません。
(化粧品に使用される抗菌効果のある潤い成分も含まれています。)

非常に長い抗菌持続性

腐食細菌等を除菌することから、農作物の病気や、家畜への幼児期の使用による死亡率の低下、また、食物の鮮度維持にも効果があります。

◎参考 [2008 年 1 月 9 日]

米国環境庁(EPS)は、ポリヘキサメチレンビグアナイトハイドロクロライド(PHMB)を食品接触面の残留基準値規制の対象から除外しています。(安全性が認められています。)
●急性経口毒性:LD50=20,000mg/kg 以上
(毒物及び劇物取締法における毒物・劇物の指定は半数致死量を基準としており、LD50=50mg/kg以下程度を毒物、 LD50=300mg/kg 以下程度を劇物としていす。)
●変異原性:AMES試験
陰性(突然変異を起こさないこと)です。


新型コロナウィルスに対するPCR 検査結果

コロナウイルスに対する検査方法
[FLC LIQUID原液 10% 希釈 ] ⇒ 実質希釈 5%使用

STEP
新型コロナウイルス原体3種類準備

サンプル
A 12/9 採取 Cq 値 26.02 )サンプル
B 12/8 採取 Cq 値 26.71 サンプル
C 12/2 採取 Cq 値 31.55 Cq 値と Ct 値は同等
※サンプル3検体とも採取日翌日まで冷蔵保存、その後、 80℃ にて冷凍保存したものを解凍し使用

STEP
FLC LIQUID Undiluted(原液を精製水にて10%希釈)
STEP
STEP1STEP2を1:1で混合

( FLC LIQUID は実質希釈5%となる) 4 で、1分、5分、10分、15分放置した検体と混合後、即時検体を準備

STEP
STEP3で用意した検体6種類及びSTEP1のオリジナル原体3種類、計9種類を、通常の新型コロナウイルスPCR検査方法で評価開始

A)前処理をする(核酸抽出)
1)qPCR 用チューブに、試薬 solutionA 2μl )を分注し各検体 8μl )を添加し、数回のピペッティングにて溶液を混合しスピンダウンする。
2)qPCR 装置で 95℃ にて 5 分の加熱処理を行う
3)qPCR 用チューブに試薬のマスターミックス( 40μl )を分注し、前処理済の溶液 10μl を分取し添加 する。
4)リアルタイムRT PCR 反応の実施
「反応条件」
ⅠⅠ)逆転写反応 52℃→5 分 95℃→10 秒

PCR 45 サイクル 95℃→5 秒 60℃→30 秒(蛍光検出: Cy5

STEP
判定基準

陰性コントロール(ネガティブ)
Cq 値不検出( N/A)→ 正常
陽性コントロール(ポジティブ)
Cq 値 30 正常
検体評価
Cq 値>40または不検出( N/A)→ 陰性 Cq 値 40 陽性

発育防止濃度の目安(直接散布の場合)

細菌類

名  称発育阻止濃度
(PHMB濃度)
腸内細菌4ppm
大腸菌5ppm
黄色ブドウ球菌(MRSA)6ppm
O-15716ppm
バチルス族セレウス33ppm
名  称発育阻止濃度
(PHMB濃度)
サルモネア菌33ppm
セラティア菌33ppm
酵母菌(パン)60ppm
レジオネラ属菌150ppm
黒カビ(麹)150ppm


■ウイルス類

名  称発育阻止濃度
(PHMB濃度)
ブタインフルエンザウイルス80ppm
ノロウイルスモデル
(カリシウィルス科)
200ppm
ロタウィルス200ppm
インフルエンザ(ホンコン)
ウイルス
300ppm
ヘルペス(type1)ウィルス300ppm
名  称発育阻止濃度
(PHMB濃度)
ネコカリシウィルス400ppm
口蹄疫(こうていえき)2000ppm
鳥インフルエンザ(H7N1)6000ppm
鳥インフルエンザ(H5N1)6000ppm


他消毒除菌液との比較

他製品との主な使用にかかる比較

種      別肌や物品等への影響製品の臭いの影響
ポリヘキサメチレンビグアナイトハイドロクロライド(PHMB)
※FLCリキッド主成分

ウィルス等への効果が非常に有効。
身体への影響も少なく無臭のため、非常に使いやすい。

影響はほとんど無い

臭いは無い
次亜塩素酸ナトリウム

プラスティックや金属への劣化、塩素臭、手荒れ等があり。
対象物に対する濃度調整が難しい

金属等への腐食性がある

塩素臭がある
エタノール(消毒用アルコール)

プラスティックや金属への劣化、アルコール臭、手荒れ等があり。
ノロウイルスなどには効果がない。

革・人工皮革・
金属器具に影響がある

アルコール臭がある

ポリヘキサメチレンビグアナイトハイドロクロライド(PHMB)※FLCリキッド主成分
 ウィルス等への効果が非常に有効。身体への影響も少なく無臭のため、非常に使いやすい。

肌や物品等への影響製品の臭いの影響

影響はほとんど無い

臭いは無い

次亜塩素酸ナトリウム
 プラスティックや金属への劣化、塩素臭、手荒れ等があり。対象物に対する濃度調整が難しい。

肌や物品等への影響製品の臭いの影響

金属等への腐食性がある

塩素臭がある

エタノール(消毒用アルコール)
 プラスティックや金属への劣化、アルコール臭、手荒れ等があり。ノロウィルスなどには効果がない。

肌や物品等への影響製品の臭いの影響

革・人工皮革・
金属器具に影響がある

アルコール臭がある

他消毒除菌液との除菌効果の比較

参考

※1 「ポリヘキサメチレンビグアナイトハイドロクロライド(PHMB)とは」
体内にある抗菌ぺプチド(AMP)と構造的に類似した合成ポリマーで、 AMPと同様の方法で細菌等を撲滅させます。
PHMBは、細胞膜に付着し細菌等を破壊し、カリウムと他の細胞成分を漏出させ、細菌細胞死をもたらします。
また、細菌等のDNAに結合してDNAの損傷、不活性化を引き起こすことも認められています。
PHMBは、細菌を破壊して創傷部への細胞成分と残屑の放出をもたらします。
※2 「抗菌ペプチドとは」
抗菌ペプチドとは、名前から想像できるように「菌に抗(あらが)うペプチド」のことを指します。
抗菌ペプチドは、タンパク質の最小単位であるアミノ酸が約十~数十個連なって形成されており、人を含めた哺乳類や植物、昆虫などあらゆる多細胞生物に菌と戦うための生体防御の機能として備わっている物質です。
ペニシリンに代表される抗生物質が菌のDNA合成を阻害したり、タンパク質の生成を阻害したりするのに対し、抗菌ペプチドは菌の細胞膜を直接攻撃することで殺菌作用を発揮します。
その作用は、抗生物質のような耐性菌を生み出しにくいことから、有用性が着目されています。
人では、外部と接触する皮膚や口腔、消化器、泌尿器など、ありとあらゆる部位で抗菌ペプチドが産生されており、菌の増殖を抑制することで生体と菌との共生関係の維持に大いに関係しています。
抗菌ペプチドの減少や欠如が疾患と関係する事例もあることから、抗菌ペプチドが生体防御にとっていかに重要であるかがわかります。

他の物質及び空間除菌剤等との比較(イメージ図) 参考

消臭効果について

細菌、線状菌 、ウィルスなどによる、下記のような臭いの消臭と除菌に効果を発揮します。
・靴の臭い
・洗濯物の生乾きの臭い
・冷蔵庫内の臭い
・残飯の臭い
・空気清浄機のカビくさい臭い
・エアコンのカビくさい臭い
・マスクの臭い
など、様々な臭いに効果があります。
FLC LIQUID 原液を水で1/10程度に希釈し、スプレー容器に入れて使用してください。

ご使用方法について

〇スプレー容器に入れて使用する場合
FLC LIQUID原液を1/10程度で水で希釈し使用してください。
(ボトル500ml が、希釈後5㍑分になります。)
※スプレーする場合は、あらかじめ目立たないところに吹きかけ、変色等の確認をしてから使用してください。

〇空気清浄機や加湿器に入れて使用する場合
FLC LIQUID原液を1/100程度で水で希釈し使用してください。
(ボトル500ml が希釈後、50㍑分になります。)
湿度が安定している場合は、加湿を止めても効果は持続します。
注意)温度が40度を超えると、白濁する場合がありますが、性能には影響がありません。

緊急特設ページ 高病原性「H5N1型鳥インフルエンザ発生に伴い」

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